空気が乾燥する季節になると役立つ存在になってくれる加湿器ですが、これは冬場だけでなく夏場など冷房を使う季節にも役立つことをご存じでしょうか。
ここでは、加湿器を置くメリットやおすすめの設置場所を部屋ごとにご紹介します。また、加湿器の効果が半減してしまうような設置場所などもご紹介しているので、効果的に利用するためにも正しい場所に置いて、適度な潤いのある空間にすると良いでしょう。
さらに、おすすめの加湿器を部屋ごとにご紹介しています。リビングや寝室、子供部屋や書斎といいうそれぞれの部屋ごとに3種類ずつ、合計12種類を紹介しているのでぜひ参考にしてください。
加湿器を置くメリットとは?
一般的に加湿器は、文字通り湿気を与えるために利用する家電です。気温が下がって空気が乾燥する冬場に使うと、喉の粘膜を保護することで風邪などを防止できる、湿度が適度に保たれていると静電気が発生しにくくなるといったメリットがあります。
しかし、加湿器は冬場だけでなく、冷房を使う夏場でも役立つ存在になってくれます。何故なら、冷房を使うことでもまた空気が乾燥するからです。このような時に加湿器を使えば、適度な潤いを与えて快適な空間へと変えてくれます。
空気が乾燥すると、単に健康に影響があるわけでなく、毛髪や肌の潤いといった美容の観点からも悪影響です。そのため、1年を通して加湿器は役立つ存在になってくれる家電といっても過言ではありません。
加湿器のおすすめの設置場所を部屋別にご紹介
加湿器は、リビングだけでなく寝室や子供部屋、そして書斎などに置くことで空気の乾燥を防止してくれます。ここではおすすめの設置場所を部屋ごとにご紹介します。
リビングでの設置場所
家族が集まるリビングの場合は、なるべく部屋の中心に加湿器を置くことで部屋全体がバランスよ良く適度な湿度を保つことができるようになります。部屋の中心に置くことができない場合は、エアコンの風の流れを活用する方法もおすすめです。
寝室での設置場所
寝室に加湿器を置くときは、顔に直接水蒸気が当たらない距離を考えることが大切です。寝室に棚がある場合はそこに置くのがおすすめで、横になった際に顔よりも少し高い場所に置くのがポイントです。
子供部屋での設置場所
子供部屋に加湿器を置きたい場合、机の上や机の脇にあるサイドテーブルなどに置くのがおすすめです。例えば勉強しているときなどの喉の乾燥を防止できるメリットがあります。加湿器の大きさは小さめのパーソナルサイズがおすすめです。
書斎での設置場所
書斎にはいろいろな書籍が保管してあるお宅も多いかと思われます。そのため、加湿器から放出される水蒸気が書棚などに当たらない場所を選ぶことがポイントです。また、電子機器がある場合も故障の原因になるので、水蒸気が当たらないような場所を選んで置きましょう。
加湿器の効果が半減する設置場所
ここでは、加湿器の効果が半減してしまう設置場所にはどのような場所があるのか解説します。
部屋の出入り口付近
部屋の入口近くに加湿器を置くと、ドアを開け閉めするたびに加湿してある空気が外に逃げてしまうことになり、加湿の効率が落ちてしまいます。そのため、ドアの近くなど空気が頻繁に入れ替わる場所は避けることが大切です。
部屋の窓や壁付近
窓際などに置くと、水蒸気が結露となり、辺りが水分で濡れたままの状態になってしまいます。これにより窓枠や窓の近くの壁にカビが発生する原因になることもあるため注意が必要です。
換気扇や通気口付近
空気が入れ替わりやすい場所としては換気扇や通気口の近くがあります。この近くに加湿器を置いていると、加湿している空気が外に逃げてしまうので効果が半減してしまいます。
家具や電子機器付近
家具はほとんど木材で出来ているため、加湿器の蒸気は腐食の原因になりやすいと言えます。金属製のものだとサビが発生しやすくなります。また、電子機器は水滴などが付着すると電気的ショートの原因になるため、これらの近くに置かないようにしてください。
紙類が置いてある付近
本が置いてある場所近くに加湿器を置くことも避けましょう。紙類は湿気に弱いため、シワやカビといった本の汚損の原因に繋がります。どうしても置き場所がない場合は、蒸気の吹き出し方向を変えられるモデルを選びましょう。
おすすめの加湿器12選を部屋別にご紹介
ここでは、リビング・寝室・子供部屋・書斎、それぞれの部屋に最適な加湿器をそれぞれ3種類ずつ合計12機種をご紹介します。
リビングルームは室内空間が広めなので大型タイプ、寝室や子供部屋などに使う加湿器は音が静かでタイマーが付いているタイプ、書斎で利用するものは書籍などに影響を与えにくいコンパクトタイプなどが最適です。
リビングにおすすめな加湿器3選
ここでは、リビングルームにおすすめの加湿器を3種類ご紹介します。
リビングにおすすめな加湿器1
11畳のリビングにも最適なハイブリッド型加湿器です。コンパクトサイズでありながらパワフルな加湿能力、そして充実の機能が搭載されているハイブリッド型で、設定した湿度を常に維持できるので快適な潤い空間を保てます。
リビングにおすすめな加湿器2
広範囲にミストを放出することができるタワー型の超音波加湿器です。高い位置からミストを放出する機能を持つのでテーブルの上などに置くことなく床の上に置いて使えます。スタイリッシュなデザインで、インテリアにも最適です。
リビングにおすすめな加湿器3
ヒーターレス気化式加湿機なので省エネ効果への期待もできます。電力をより効率的にパワー変換するDCモーターが搭載されていて、高速回転が可能などの理由から小さなファンでも多くの風量を放出して加湿と省エネ効果の両立が実現します。
寝室におすすめな加湿器3選
ここでは、寝ている間も静かに使えるような、寝室に最適な加湿器3選をご紹介します。
寝室におすすめな加湿器1
最大22時間稼働で空焚き防止機能が搭載された加湿器です。6~18畳の部屋に最適で、静音設計なので寝ているときでも動作音が気になりません。また、アロマ対応で本体底にあるアロマボックスにお好みのアロマオイルを垂らすことで安眠効果への期待も高まります。
寝室におすすめな加湿器2
連続12時間稼働のハイブリッド式加湿器です。この加湿器はヒーターで加熱することで清潔な蒸気を発生させることができます。超音波式のミストは熱くならないので安心です。さらに、運転音が小さいため寝ているときでも重宝します。
寝室におすすめな加湿器3
アロマオイルを入れてディフューザーとして使うこともできる加湿器です。天然木を使用しているので木目がきれいで、インテリアとしても欲しい加湿器と言えるでしょう。小型タイプなので一人暮らしの人にもちょうど良い大きさです。
子供部屋におすすめな加湿器3選
ここでは、安全性が高く子供の部屋におすすめの加湿器3選をご紹介します。
子供部屋におすすめな加湿器1
ペンシルタイプのミニ加湿器です。この加湿器は、卓上タイプで勉強机の上に置いて使うことができます。連続モードと間欠モード、2つの加湿モードから選べること、首回りのLEDは7色に発光するなどインテリアとして楽しむこともできる加湿器です。
子供部屋におすすめな加湿器2
お手入れが簡単な気化式の加湿器です。部品を取り外して丸洗いが可能で、掃除がしやすい部品形状や本体構造を持ちます。トレーの水垢などのヌメリや匂いの元になる菌は付属のイオンカートリッジできれいな水で加湿します。なお、カートリッジは1年に1回の交換できれいな状態を維持できます。
子供部屋におすすめな加湿器3
12リットルの気化式の加湿器で、加熱式とは違って吹き出す空気が冷たくてヤケドの心配もありません。内部フィルターは、取り出して丸洗いが可能です。小さなお子様がいるご家庭でも安心して利用できます。
書斎におすすめな加湿器3選
ここでは、書斎におすすめの加湿器3選をご紹介します。
書斎におすすめな加湿器1
部屋の明かりを暗くした際に、ミストが放つモクモク感とLEDライトの効果で癒し効果を演出してくれるハイブリッドタイプの加湿器です。好みの香りを垂らせば、書斎での読書の時間がより充実したものになるでしょう。
書斎におすすめな加湿器2
500mlの容量で、静穏性能の加湿機能、2,000mAhの大容量バッテリーを内蔵していて連続約7時間使用可能です。また、1つのキー選択でミストの量を調節できます。小型で持ち運びも簡単な加湿器です。
書斎におすすめな加湿器3
この加湿器は、高さ60cmからのミストで室内全体を加湿してくれます。高さを抑えたデザインになっているので、書斎などで使っても圧迫感を感じることは少ないでしょう。床置きタイプで邪魔にならず、テレワークにも最適な加湿器です。
まとめ
加湿器と聞くと冬場の乾燥しているときに使う道具のイメージが強いものです。しかし実は夏場にも活躍するポテンシャルを秘めています。1年を通して加湿器を上手に使うことで風邪対策や肌荒れなどの予防ができます。
ただし、加湿器は使い方が大切です。置き方によっては家具や家電が壊れてしまったり、効果が半減してしまったりということがあるため、そういったところを避けて使うように心がけましょう。